乳児脂漏性湿疹(にゅうじしろうせいしっしん)-新生児期の病気

2010年04月14日 03:01

乳児脂漏性湿疹とは、生後1~2週間ごろから、赤ちゃんの頭皮や小鼻、おでこなどに、黄色いうろこのようなものが付着するものをいいます。

頭に丸いうろこのようなものができる赤ちゃんもいますし、ほほやおでこにフケのようなものができる赤ちゃんもいます。いづれも乳児脂漏性湿疹の症状です。

毎日スキンケアをしていれば3ヶ月程度で落ち着いてきます。しかし時には油が酸化したり、細菌が付着して炎症を起こすことがあります。

赤ちゃんはお母さんのおなかの中にいたときは女性ホルモンの影響を受けています。そのため生後3ヶ月くらいまでは、皮脂の分泌が非常に活発です。皮脂の脂がもれて皮膚で固まって湿疹となってしまいます。

毎日、石鹸・シャンプーで洗ってあげて、脂をよく洗い流して、清潔を保ってあげましょう。

かさぶたのような部分にはオリーブオイルやワリセンを塗り、柔らかくなったらゆっくりはがすか、丁寧に洗い流します。決して無理にはがしたりしないように注意しましょう。


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