産瘤とは、分娩のときの圧迫によっておこる頭部のむくみです。通常は生後2~3日で自然になくなります。
赤ちゃんが産道を通って出てくるとき、産道内にある赤ちゃんの体の部分は、圧迫されています。
外に出た部分(通常の出産なら頭部)は圧迫されていませんので、赤ちゃんの体液は、圧迫されていない部分にたまり、むくみが生じます。
分娩が長時間になると、このむくみが大きくなって、こぶのようになることがあります。
生後2~3日で、自然に消滅するために、特に治療を要することはありません。
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