新生児溶血性黄疸(しんせいじようけつせいおうだん)

2010年03月27日 16:41

新生児溶血性黄疸とは、母と子との間で、血液型の不適合がある場合に起こる黄疸です。

血液型の不適合とは、たとえばRH+とRH-、O型とA型またはB型といった、母子間で血液型が異なることです。

この場合、母体には胎児の赤血球に対する抗体ができます。この抗体が胎児に移行すると、胎児の赤血球が壊されます。

すると、胎児の血中ビリルビンが上昇します。これが急激におこると、重度の黄疸になります。最悪のケースでは、胎児は子宮内で死亡してしまいます。

治療としては、光線療法で体にビリルビンの処理を促進する光をあてます。

それでもビリルビン値の上昇が改善しないときは、交換輸血が行われます。


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